小さな幸せ

暖かいです。大型連休に入りましたね。
会社勤めをしている友人たちから、10日連休だ！という嬉々としたメールが
届き、羨ましすぎる今日この頃…。相変わらず引き蘢っています。
４月で終わらせないといけないお仕事の、先がまだ見えていないというのは
どういうことでしょうか。ぎゃふん。

春はいつも調子が崩れる時期ですが、この数日、個人的によいことが続きました。
お友達から素敵な苗をいただいたり、演奏会のチケットをいただいたり。
思いは見えないけれど、思いやりは見える、という某CMをつい思い出しました（笑）
でも、本当にそうですね。
形にしないと伝わらない思いはあるし、会わないと見えない笑顔もあります。
小さな幸せ、もらうだけじゃなく、あげられる人になりたいなぁ。

話は変わりますが、ウェブ拍手の「お仕事ください！」特別番外編について。
実はこの先、連載を続けていくのを少々ためらっておりました…。
勢いでスタートしたものの、内容があまりに本編から外れすぎているというか、
ただの自己満足でしかない代物なので、冷静になった今はやってしまった！
という反省の思いで一杯なのでした…（汗）
ですが、27日にいただいた拍手コメントで、その迷いが一気に吹っ切れました。
発売されて三年近くになる文庫でも、まだこうして楽しんでくださっている
読者さんがいるのだと知り、作家冥利に尽きました。

ただ私は自分を作家などと、大それたものだとは思ってないです。
運よくデビューさせていただき早くも11年が経ちましたが、いまだ変わらず
手探りだし、迷って直して、お仕事先に迷惑ばかりかけているだめな物書きです。
もういい加減、自分では潮時だと思っているのです。いえ、ほんとに。
ですが、私の書く拙い文章で生み出した世界が、まだ会ったことのない誰かを
笑顔にできるのなら、書き続ける意味があるのだと感じました。
もう少しがんばってみます。
ウェブ拍手の続きも気長にお待ちいただければ幸いです。

以下、個人的な私信ですので畳みます。

Wさま。はじめまして音理です。
この度は「お仕事ください！」を読んでいただき、誠にありがとうございました。
身に余るご感想に、こちらのほうが胸が熱くなりました。
ちょうどいろいろ迷っていたときなので、本当に嬉しかったです。

連載中の番外編、この先どんどん脱線しそうな気もします…。どうか広い心で
受け止めていただければ大変ありがたいです。
Wさんが、胸に思いを秘めたままであれば、私は浮上できていませんでした。
コメントという形で、伝えてくださったことに心から感謝します。
ありがとうございました。